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ジャーナル記事

NovelAI 配信 V2 まとめ

4月29日(金)に配信した NovelAI Twitch 配信 V2 の内容を、まとめてお届けします。

公開日

4月29日(金)にご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。おなじみの NovelAI 三人組が集まり、新しくなった OBS オーバーレイ、すなわち V2 とともに配信を再スタートし、あわせて Krake V2 のサプライズ公開もお届けしました。

そして、まったく別のコーナーへ!

(queue TabloidA skat intro due to a lack of music)

(音楽がないので、TabloidA のスキャットによるイントロが入ります)

コミュニティの皆さんの作品を紹介し、その作者本人が Twitch のチャットで驚きの反応を返してくれるのは、とても楽しい時間でした。

JackProsper さん(Myrefly の作者)
NovelAI のチュートリアル用ストーリーを、実にうまく解釈した作品を作ってくれました。全文は Reddit で読めます。

Art by JackProsper: “This is Layka from Thread 2, where she’s a part-goat demi-human.”

JackProsper さんによるイラスト:「Thread 2 に登場する Layka です。ここでは半分ヤギの亜人として描かれています。」

Discord の #art チャンネルには、Myrefly のキャラクターを題材にしたイラストも投稿してくれました。これがまた実にかわいらしいのです。

LaPapaya さん
自身のブログ PapayaCorner で、私たちの AI を使ったソロ TRPG のキャンペーン日誌という、とても興味深い連載を続けています。

記事はこちらからどうぞ:
SoloAI — The Nightside — Episode 0
SoloAI — The Nightside — Episode 1

Follow LaPapaya’s AI illustrated solo RPG diary updates on the PapayaCorner!

PapayaCorner で、LaPapaya さんの AI イラスト付きソロ TRPG 日誌の更新をチェックしましょう!

**Uncanny Robot Podcast
**Thersa Matsuura さんと Rich Pav さんが読み上げる、シュールで不条理な AI 生成の短編集です。突飛な短編そのものの面白さに加えて、制作クオリティも非常に高い、完成度の高いポッドキャストに仕上がっています。

ポッドキャストが聴ける各種プラットフォーム、または以下のリンクからフォローして聴いてみてください。

Follow these guys, they are awesome!

ぜひフォローを。本当に素晴らしいです!

Uncanny Robot Website
Uncanny Robot Youtube
Uncanny Robot Twitter

**SilencedWind さん
**NovelAI の Krake モデルによる生成と TTS の実力を紹介する、素晴らしい YouTube 動画を作ってくれました。

**Kunsword1 さん
**Discord では Sword、Twitter では @Kunsword1 として活動されている方です。#art チャンネルに、息をのむほど見事な Euterpe のファンアートを、以前の Euterpe のスケッチとあわせて投稿してくれました。チーム一同、すっかり見入ってしまいました。

Listentothewind さん
Twitter では @ListenToTheWin4、Reddit では seaKawn として、ほぼ毎日のように各プラットフォームで笑えるスクリーンショットを届けてくれています。

Pume さん
Reddit で寄せられた要望に応えて、NovelAI のファイルを .txt に変換する便利なツールを作ってくれました。これが NAI チームを動かすきっかけにもなりました。
その素晴らしい仕事に、あらためて感謝したいと思います。

Unless…

と思いきや……

Half a day later…

その半日後……

作品を共有するために時間を割いてくださった皆さん、本当にありがとうございました。今後の配信でも、コミュニティの楽しいプロジェクトをもっと紹介できるようにしたいと思います。

NovelAI に関連する作品があれば、Twitter、YouTube、Reddit でタグを付けて、あるいは公式 Discord の #nai-created-content チャンネルで、ぜひ気軽に共有してください。

続いて、ちょっとした Q&A を行いました。

Q:Placebo ボタンは復活しますか?
おそらく復活しません。

Q:Krake でもカスタム AI モジュールの学習はできるようになりますか?
作業中ですが、公開時期は未定です。

Q:潜在拡散モデルや画像生成の予定は?
自分たちのアプリケーションにうまく組み込む方法をまだ探している段階なので、現時点で作業は完全に止まっています。

Q:既存の声のサンプルから TTS の声を学習させられるようになりますか?
実は Aini の声で試していて、かなり手応えがありました。それをユーザーの皆さんが使えるようになるかどうかについては、続報をお待ちください。

Q:クリエイターと協業して、特定の声を TTS に提供することは検討していますか?
とても良いアイデアなので、何ができるか考えてみたいと思います。

**Q:NovelAI のモバイルアプリについて何か進展は?
**作業は毎日進めていますが、現時点で公開時期はお伝えできません。

Q:サブスクリプションの支払い方法を増やす予定はありますか?
つい先日、ギフトキーを追加しました。ギフトキーは、新たに対応した3つの支払い方法、Apple Pay(Safari のみ対応)、Google Pay(Chrome のみ対応)、iDEAL で購入できます。これらの支払い方法はギフトキーの購入にのみ使えますが、月額サブスクリプションで支払い方法が限られている場合の回避策としてご利用いただけます。

Q:日常系のデフォルト AI モジュールを追加してもらえませんか?
学校を題材にした、日常系に該当するデフォルト AI モジュールがすでにあります。Crab Snail and Monkey です。

**Q:HuggingFace が進めている 175B モデルを、NovelAI に導入するのは現実的ですか?
**あちらが学習を始めたのは、DeepMind が計算最適性についての論文を公開する前でした。その論文では、こうした「筋肉自慢」的な巨大モデルは学習量が大幅に不足していて、そこで学習された 70B モデルが、DeepMind の Gopher-230B や OpenAI の GPT-3 175B といった大型モデルを上回ったことが示されています。計算効率の面で最適とは言いがたいことを考えると、このモデルが NovelAI にとって現実的な選択肢になるとは思えません。とはいえご安心ください。より大きく優れたモデルが利用できるようになれば、順次取り入れていくつもりです。ただ、その時期はまだお伝えできません。

Q:ロードマップにあるテキストアドベンチャーはいつ出ますか?
現在作業中ですが、公開時期は未定です。

Q:次のモデルでは、事前学習にファンフィクションのデータを使わないようにしますか?
モデルの事前学習には基本的に手を入れません。手を入れるとなんらかのフィルタリングが必要になるためで、そうしたデータはモデルに残ることになります。

Q:しゃべるキャラクターのポートレートを自分で読み込めるようにはなりますか?
以前から考えていた良いアイデアなので、将来的に実現するかもしれません。

Q:ドット絵の画像生成についての続報は?
ありませんが、実験自体はすでに行っています。前回の配信でも触れたとおりです

Q:テキストアドベンチャーのバージョン2.0は Next Adventure という名前になりますか?
いえ、違います。ただ、名前はもう決まっています。とても良いものになるはずです。時期は未定ですが。

Q:画像からテキストの説明を生成する機能はどうですか?
これも過去に実験したことはありますが、活用できる実装先がなかったため、現時点では手を付けていません。

Q:テキストアドベンチャーについて、もう少しヒントはありますか?
NovelAI でこれまで慣れ親しんできたものとは、まったく違うものになるはずです。私たちもかなり期待していますが、公開が近づいたらお見せします。

Q:TortoiseTTS についてどう思いますか?
ゼロショットで動くのは素晴らしいのですが、実運用にはやや重いです。私たちは自社製の TTS アーキテクチャとモデルの開発を進めていて、今後はそちらを使っていく見込みです。

Q:TTS はもっと表現力豊かになりますか?
はい、大幅に。イギリス英語寄りを抑えて、もっと多様にします。かなり改善する予定です。

Q:AI による音楽生成についてどう思いますか?
素晴らしいアイデアで、検討はしていますが、その方向の作業はまだ何もしていません(今のところは)。

**Q:AI が生成の中で効果音を作る可能性はありますか?
**可能性はありますが、そのためのデータが手元にありません。

NovelAI の次の一手は:

Explore(掲示板)の先行公開

ここで、私たちの当面の注力先が NovelAI 版の Explore であることを発表しました。皆さんが全年齢向けの NovelAI コンテンツを共有できる、中心的な場所です。

Tabloid がボタンをいくつかちらりとお見せしました。これは提供予定のボタンのすべてではなく、見せられるくらいには仕上がっているものだけです。 ボタンはもっとたくさん増えます。

ボタン以外に何が欲しいかをチャットに尋ねたところ、すぐに補足が必要になりました。NovelAI 中心の共有プラットフォームは全年齢向けですが、API を用意し、好きな内容を扱える自前の共有サイトを作って、そこから取り込めるようにする予定です。

チャットから挙がった要望の一部:
他ユーザーのブロック、あらゆるコンテンツへのタグ付け・コメント・いいね、フォロー、ランダムプロンプトのボタン、ガチョウをもっと?

Q:今週のシナリオのような企画はありますか?
これも検討中です。週替わりの執筆プロンプトを用意し、その場で参加でき、読めて、票を多く集めた投稿を紹介できるような仕組みを考えています。

ここで挙げたものの中には、初回公開時には間に合わないものや、提供の形が変わるものもある点にご注意ください。

Explore に関する注目の質問をいくつか:
Q:自分の Explore を有料化できますか?

選んだ相手以外にリンクを共有しない、という形にはできるので、理論上は可能です。自分のプラットフォームのコンテンツへのアクセスをどう管理するかは、すべてご自身の判断にお任せします。

Q:API ドキュメントに沿って、自分の Explore ページを作れるようになりますか?
はい。プラットフォームの開発を進めながら、独自のコンテンツリポジトリやサーバーを構築できるよう、API ドキュメントを公開する予定です。

TabloidA pulled out more work-in-progress teasers as the stream went along, such as the possible header for author profiles. Nothing here is final!

配信が進むにつれて、TabloidA は作者プロフィールのヘッダー案など、制作中のティザーをさらに披露しました。いずれも最終版ではありません!

注目作品の掲載:

自分のプロフィールがミニポートフォリオとして機能するよう、掲載したい作品を選べる機能を提供する予定です。あわせて、自分の作品へ簡単にリンクできる仕組みも用意します。これは任意の機能なので、必ず何かを選ばなければならないわけではありません。ただ、自分では決めきれないけれど、自信のある作品を見せたいという方のために、自動で選ぶ選択肢も用意するかもしれません。

Explore で人に投げ銭できる通貨は?
仮想通貨のようなものを導入する予定はありませんが、Kofi をはじめとする寄付・投げ銭サイトへのリンクを設定できるようにはしたいと考えています。

過去に作った既存コンテンツのアップロード
過去に作った既存のコンテンツも簡単にアップロードできる手段を、必ず用意します。ただし、コンテンツのアップロードと公開は、既存のストーリーとは切り離された操作になり、明示的な許可が必要です。また、非表示のコンテンツを仕込むような手段は提供しません。

未公開のコンテンツ
未公開のストーリーはローカルで暗号化されたままなので、自分で公開すると明示的に決めないかぎり、悪意ある第三者がそれを悪用したり、誤ってアクセスしたりする余地は理論上も存在しません。

Another work-in-progress teaser, this one showcasing how an uploaded scenario might look.

こちらも制作中のティザーで、アップロードされたシナリオの見え方の一例です。

Q&A パート2:

Q:トークン確率ビューアに表示されるトークンは増えますか?
それは作れるかもしれません。

Q:トークン確率をクリックできるようになりますか?
検討リストには入っていて、実現するかもしれませんが、今は着手していません。

Q:……マルチプレイヤーはどうですか?
前回の配信でも触れたとおり、マルチプレイヤーはずっと先の計画としては残っていますが、現時点で2022年のロードマップには入っていません。信頼できる相手となら、Parsec のようなツールを使って1つの環境で一緒に遊べます。チームでも当面の代替手段としてそうしています。

Q:なぜ無料トライアルのほうが、いちばん下のサブスクリプションプランよりトークンのコンテキストが多いのですか?
製品の実力をひととおり体験してもらいたかったからです。低いトークン数を試したい場合は、AI 設定から有効にして、自分の執筆にとって大きな違いになるかどうかを比べられます。

Easily enforce the lower tier token limit at any time!

下位プランのトークン上限は、いつでも簡単に適用できます!

Q:上のティザー画像のように、Explore に自分の画像をアップロードできるようになりますか?
Explore のティザー画像をよく見ていただければ、私たちが何を用意しているのか、想像がつくかもしれません。

Q:公開した NovelAI のシナリオへのリンクを共有する方法はできますか?
はい、その予定です。あわせて、TabloidA がだいぶ前に描いていた読み取り専用モードも検討しています。その案がこちらです。

NovelAI Read Only Mode Draft
NovelAI の読み取り専用モードの案

Q:前回、Sigurd のコンテキストを拡張できるかもしれないという話がありましたが、あれはどうなりましたか?
Sigurd は古くなったと感じているので、その方向の作業は何もしていません。いつか、ということはあるかもしれません。

Q:スクリプティングはいつですか?
スクリプティングは2022年のロードマップに残っていて準備も進めていますが、現時点で時期はお伝えできません。

Q:Krake V2 ではフレーズバイアスの効きは弱まりますか?
V2 のバイアスは同じです……と思ったら、うまくはぐらかされました。

Q:Explore で最大の課題になりそうなのは何だと思いますか?
おそらく最大の難関は、他の方が作る外部のコンテンツリポジトリをどう統合するかでしょう。そのための良い API を用意し、それがきちんと動くようにすることです。

Q:Krake のフレーズバイアスの効きすぎは直りますか?
そのコードは Kurumuz がかなり前に書いたもので、スケールの調整と改善のために手を入れる可能性があります。

Q:6B や 13B のモデルを追加する予定はありますか?
現時点で、ほかに存在するモデルはありません。13B は今後も改善していきます。6B については、今のところ追加の使い道があるかどうか分かりませんが、先のことは分かりません。

Q:Explore にモデレーションはありますか?
はい、あります。決済事業者の利用規約に引き続き準拠するため、Explore は全年齢向けにする予定なので、モデレーションを行います。だからこそ、外部からコンテンツを取り込める分散型の仕組みも計画しています。それなら、Tabloid が設計した優れた UI を使いながら、NovelAI のプラットフォームを離れずに済みます。

現在も設計を詰めているところで、バックエンドの構築も進めています。詳細は追ってお伝えします。

Q:起業したての頃は何もかもが慌ただしいものですが、しばらく続けてきて、少しは落ち着きましたか?
体制面では楽になりましたが、研究面や計画面では、規模が広がるにつれてどんどん激しくなっています。

そして配信のこの時点で、予告していたサプライズを大発表しました……

The anticipated Krake V2 release!

待望の Krake V2 の公開!

Krake V2、解き放て!

Opus プラン限定の Neo-X 20B AI モデル、Krake の2回目のファインチューン版です。Krake V2 では恒例の一貫性の向上に加えて、焦点の定まり方と扱いやすさが改善し、細かく導かなくても書けるようになりました。物語作りの面でも、事実に関する知識の面でも進歩しています。
Krake V2 のカスタム AI モジュールは後日公開となりますが、モデル自体は学習済みのデフォルト AI モジュールをひととおり揃えたうえで、さらに Space Opera、Western Romance、Poetic Fantasy の3つを新たに加えて公開されます。

Krake の公開は配信の最後に発表しましたが、その次のコーナーでは、チャットからリクエストされた長短さまざまなプロンプトや、新しく追加されたデフォルト AI モジュールをひたすら試して遊びました。
配信者3人によるいつもの騒がしいやり取りも、もちろんありました。

Q&A パート3:

遊んでいる最中に答えた、そのほかの細かい質問です

Q:15.ai を組み込んで、スポンジ・ボブやポニーのディープフェイクの声で読み上げてもらう、といったことは考えていますか?
社内にはより優れた技術があったとしても、それはできません。あちらのコンテンツには著作権があるためです。

Q:NovelAI のグッズはいつ出ますか?
進行中で、TabloidA は6月に NAI グッズを出すと言っています(話半分に聞いておくのがよさそうです)。

**Q:新しい AI モデルのキャラクターデザインは、どのように決めているのですか?
**社内で名前をめぐる戦いが決着すると、Aini が進むべき方向を定められるようになります。
たとえば Snek は Python のスクリプティング向けに作られたモデルなので、その言語のロゴと同じ色の蛇の女の子、というのが自然な選択でした。Genji は日本語の AI モデルなので、侍を思わせるかっこいい方向に決まりました。ミューズの Euterpe は Calliope の姉妹なので、Aini は TarmIllustrates による Calliope の絵の配色とスタイルを強く踏まえつつ、そこから発展させています。Krake については、ずいぶん前から名前をクラーケン由来にすると決まっていました。それに加えて、オンラインコミュニティでのパラメータならぬ「くちばし」ネタもあって、タコの触手という方向にたどり着きました。神話のクラーケンはノルウェー語に多くの語源を持つので、Aini は伝統的なノルウェーの衣装と、海賊や航海の要素を彼の見た目の着想源に選びました。あとはご存じのとおりです。

コンセプトアートやスケッチの一部は、すでに公開した Patreon 限定の AI モデルアートのブログ記事とあわせて、いずれ別の記事で公開するかもしれません。

Q:お蔵入りになった企画で、話せるものはありますか?
私たちがいったん手放すものの多くは、ふさわしい時機と場所が来るまで脇に置いてあるだけです。ただし、ナレッジグラフの構想は完全に取り下げました。

Q:Kuru の TTS はいつですか?
本人が面倒くさがっているので、たぶん永遠に出ません。

Q:TabloidA さん、良い UI を設計するうえで最大の課題は何ですか?
着手することが、間違いなくいちばん難しい部分です。TabloidA はまずいろいろなサイトを見て回って着想を集め、関係者に最終的な製品像を尋ねたうえで、要望をすべて満たすものへと設計・統合していきます。UI は、自分でピースを作ってから組み立てるパズルのようなもので、そこが面白いところです。

Q:NovelAI をプレイする配信をやってみたいのですが、Twitch や YouTube のプレイ中タイトルとして登録してもらえますか?
Twitch にはすでにカテゴリがあります。YouTube 版については、まだ作業中です。

こうして2時間30分の配信を終え、最後に Krake V2 が公開され、私たちは告知の投稿作業に取りかかるため配信を締めくくりました。

次回以降の配信はもう少しゆるい内容になる予定なので、私たちが NovelAI で遊ぶ様子をのんびり眺めたい方は、ぜひ Twitch にお越しください。