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NovelAI 1周年&配信まとめ
NovelAI の公開から、早くも1年が経ちました。すでにリリースした機能と、近日登場予定の機能をまとめてご紹介します。
NovelAI が公開されてから、早くも1年が経ちました。
まずは、日ごろのご支援に心よりお礼を申し上げます。
この目まぐるしい一年のあいだ、変わらぬ応援と愛情を寄せてくださったすべての方に、チーム一同感謝しています。
チームが集まった最初のきっかけから、数日で Discord が爆発的に伸びた日々、そして山あり谷ありの道のりまで、さまざまなことがありました。
Discord をのぞいてくださったこと、チャットに参加してくださったこと、NovelAI で作ったものやミームを共有してくださったこと、SNSアカウントに立ち寄ってくださったこと。そのすべてに感謝しています。フィードバックや要望、そして何より皆さんがそこにいてくださったこと、そして NovelAI のことを広めてくださったこと。質問も、コメントも、要望も、フィードバックも、すべてが私たちにとって宝物でした。
そのすべてが、今日の私たちにつながっています。NovelAI に届く、次の機能とアップデートの波です!

良いことは3つ重なる!
配信で発表したものの中には、すでに初期バージョンが公開済みのものもあります。まずはそこから見ていきましょう。

NovelAI の HypeBot のご紹介
HypeBot — 公開済み
HypeBot で盛り上がろう! 24時間 Twitch 配信で初めてお披露目した、皆さんを応援し、後押ししてくれる非常に熱量の高い相棒が HypeBot です。この相棒は、皆さんの物語に_とめどない熱意で_コメントし、ときには話を前に進めるための提案もしてくれます。

HypeBot が心を満たしてくれる!
もう、物語にひとりで向き合う必要はありません。
この頼もしい相棒が、どんなときも熱のこもったコメントと提案、そして励ましを届けてくれます(何を書いていても大丈夫です)。見た目の設定変更、TTS への対応、なめらかなアニメーションと切り替えによって、HypeBot はエディタに楽しさを添えてくれる存在になっています。
HypeBot は、将来的に皆さんの冒険に寄り添う、学習可能なカスタムボットへ向けた第一歩です。24時間 Twitch 配信のあいだ、そして公開後にも、コミュニティからたくさんのアイデアが寄せられました。この新しい小さな機能を、さらに磨いていくのが楽しみです。
なお、気に入らない場合は、ユーザー設定から HypeBot の機能をまとめて簡単に無効化できます。
HypeBot の画像を手軽にカスタマイズできるよう、専用のカスタム CSS タグも用意しました。テーマの CSS タグを使って HypeBot のポートレート画像の待機状態や読み込み状態を編集すれば、自分だけの HypeBot に命を吹き込めます。

カスタム CSS の入力欄は、ユーザー設定のテーマにあります。Custom CSS の隣にあるドロップダウンの矢印で開閉できます。
テーマ設定のカスタム CSS のドロップダウンで、HypeBot の画像をカスタマイズするために使えるタグは次のとおりです。
comment-avatar 常に要素に付与されます。状態にかかわらず使用する画像を指定するのに使えます
comment-avatar-speaking テキストボックスが表示されていて、「…」の状態ではないときに、この要素に付与されます
comment-avatar-speaking-active ストリーミング中と、生成完了後の一定時間(生成された文字数に応じて変動します)に、この要素に付与されます
comment-avatar-thinking ストリーミングをオフにして生成しているあいだ、またはストリーミングがオンのときは最初のトークンが出るまでのあいだ、この要素に付与されます。「…」が表示されるのはこの状態です
comment-avatar-idle テキストボックスがないときに、この要素に付与されます。常時表示に設定している場合にのみ発生します
comment-name ::after 疑似クラスを使って名前を設定できます。例:.comment-name::after { content: ‘Name’ !important; }
HypeBot の CSS 例
以下をテーマのカスタム CSS 欄にコピーし、表示したい名前と使いたい画像ファイルのリンクを差し替えるだけで使えます。なお、画像は URL である必要があり、ローカルファイルは使用できません。
.comment-name::after {
content: 'NAME HERE' !important;
}
.comment-avatar {
transition: background-image 0.1s ease-in-out;
background-image: url(https://EXAMPLEURL/IMAGE.png) !important;
}
.comment-avatar-speaking {
background-image: url(https://EXAMPLEURL/IMAGE.png) !important;
}
.comment-avatar-speaking-active {
background-image: url(https://EXAMPLEURL/IMAGE.png) !important;
}
.comment-avatar-thinking {
background-image: url(https://EXAMPLEURL/IMAGE.png) !important;
}
.comment-avatar-idle {
background-image: url(https://EXAMPLEURL/IMAGE.png) !important;
}
配信でお伝えした HypeBot の学習まわりの話も少しだけ。Aini は、さまざまな物語のコンテキストの断片に対して、合計396件の(非常に熱量の高い)コメントを書いてこの HypeBot を学習させました。断片は人称も時制も内容もさまざまで、この作業には1日ほどかかりました。コメントは、社内版 NovelAI に組み込まれた専用インターフェースから直接入力しています。
現在 NovelAI に実装されている HypeBot はモデルが1つだけで、別の AI モデルの表示画像を選んでも挙動は変わりません。違いがあると感じたという報告をいくつかいただいていますが、それは100%プラシーボです(少なくとも、今後ボットを増やすまでは)。
現時点で、カスタム HypeBot の学習についての見通しはお伝えできませんが、進展があれば必ずお知らせします。
また前述のとおり、今後の HypeBot の展開についても、2種類のボットが同じ物語に同時にコメントする、といった興味深いアイデアが寄せられています。
皆さんのアイデアや要望はいつでも歓迎しているので、今後見てみたいものがあれば、SNS や公式 Discord にお気軽にお寄せください。

これぞインライン生成!
インライン生成 — 公開済み
インライン生成は、生成位置として選んだ場所の前後の内容を、実際に考慮するようになりました。前後のテキストをつなぐように生成を試みます。ただし、生成のために選択したテキスト自体は(選択した場合でも)コンテキストには含まれません。

インライン生成の動作の様子
以前のインライン生成では、AI が生成を始める位置を新たに選べるだけで、その位置より後ろの内容は一切考慮されませんでした。
なお現在、この名称は誤解を招くかもしれないと考えており、「Rewrite」のような名前への変更も検討しています。

大きく進化した TTS V2
Text to Speech V2 — 公開済み
NovelAI のストリーミング TTS が新時代に入りました。TTS V2 では、より個性的で表現力のある音声を数多く追加し、システムの表現の幅を広げています。新しい独自の声を見つけられる可能性は、これまでよりはるかに大きくなりました。さらに、シードミックスを使って TTS V2 のシードをまったく新しいレベルで制御できるようにもなっています。
シードミックスを使うと、声をさまざまな方法で混ぜたりカスタマイズしたりできます。たとえば、デフォルトの声を2つ組み合わせて seedmix:Aini+Pega としたり、seedmix:Aini|intonation:Lim-Naia|cadence:Raid|style:Orea のように細かく指定したりできます。
接頭辞 seedmix:
これに続けて、シードどうしの簡単な計算ができます
seedmix:seed1+seed2+seed2 のように書きます
加算・減算の回数に制限はありませんが、減らしすぎると出力が望ましくないものになる場合があるので注意してください。また、256文字までという上限がある点も覚えておいてください。
TTS の各要素ごとに、別々のシード(またはシードの組み合わせ)を指定できます。
Cadence(話し方のリズム): 声が発話するときの言葉の流れ、間の取り方、区切り、息づかい
Intonation(抑揚): 声の高低の動き、どれだけ表情豊かに聞こえるか
Style(声質): 声のトーンやクリアさ
**これらを使ったシードミックスの例:
**seedmix:cadence:Amy22|intonation:amy17+amy14-bob4+amy25|style:amy17+amy14-bob4+amy17+amy25 これは amy17+amy14-bob4+amy17+amy25 の声を作りつつ、話し方のリズムだけを、より自然な話し方をする Amy22 のものにしたものです。
基本的な特殊構文の例: seedmix:amy-bob+alice のように書くと、声の特徴を足し引きできます。
高度な特殊構文では、cadence、intonation、style を個別に指定できます: seedmix:Aini|cadence:bob55+bob や seedmix:cadence:alice+amy55|intonation:bob|style:eve など、任意の組み合わせが可能です。
**制限事項:
**- シードミックスのシードにスペースは使えません
- シードの最大長は256文字です
見つけたことは、ぜひコミュニティで共有してください!
皆さんの作品はしっかり見ていますし、良いものはデフォルトの一覧に加えるかもしれません。
聞き覚えのある声にも気づかれたでしょうか。シード名は Aini です。
私たちのコミュニティマネージャーが腰を据えて、対応するテキスト付きの音声クリップを大量に(現時点で1085本)録音し、TTS の学習を試せるようにしてくれました。何度も試行を重ねた末、彼女本来の声にかなり近いと思えるものに落ち着きました。
公開済みの話はこのくらいにして。
ここからは近日登場予定のものを見ていきましょう!

かつてはページネーションのアップデートだったものが……はるかに大きなものになりました!
エディタの刷新とテキスト書式
ずっと取り組んできたものです。NovelAI を将来にわたって支えられるようにし、長い物語での動作の重さといった問題を解消するため、エディタの基盤を全面的に作り直しています。
新しいエディタには、次の新機能と変更が入ります。
- テキスト書式! 太字、斜体、下線、取り消し線などの書式を設定できるようになります。今後さらに増える可能性もあります。

太字にしよう!
- 物語のセクションの動的な読み込み。長い物語では、上へ十分にスクロールするまで、古いセクションはエディタから読み込みを解除します。同様に、物語を初めて開いたときも、必要なセクションだけが読み込まれます。これにより、編集時の動作が大幅に改善するはずです。
- テキスト書式などにすばやくアクセスできる、エディタのツールボックス。選択したテキストの上に表示され、書式の変更やインライン生成などが行えます。モバイルでもデスクトップでも利用できます。
- テキストの出所のリアルタイム判定。入力しながら、ユーザー色や編集色が即座に表示・更新されます。編集の検出も、文脈に応じてより自然な挙動になります。
- エディタの取り消し/やり直しが、物語の Undo/Redo ツリーと統合されました。たとえば CTRL+Z は、状況に応じて直前の編集や直前の生成も取り消し、CTRL+Y は Redo ボタンと同じように動作します。
- 保存はエディタを離れなくても行われるようになり、変更のたびに少し間を置いて自動的に実行されます。CTRL+S で手動保存も可能です。これにより、長時間編集したあとにブラウザのタブを閉じたり再読み込みしたりしても、データが失われにくくなります。
新しいエディタは、改良された新しい物語データ構造を土台にしています。現在の形式とは互換性がないため、既存のエディタで作成した物語は、Editor V2 ではなく引き続き現在のエディタで開かれます。変換手段については、近いうちに検討する予定です。
Editor V2 は数日以内に実験的なオプションとして利用可能になり、安定性と実用性、機能の完成度を確認したうえでデフォルトに切り替えます。

NovelAI の画像生成
画像生成
AI による画像生成が広く注目を集めている今こそ、自社運用の NovelAI 画像生成を出すべきときだと考えています。創作の勢いをそぐような長い生成待ちはなく、完全な暗号化を備え、これまでどおりコンテンツのガイドラインやフィルターもなく、そして NovelAI らしく生成速度を重視したものにします。
現時点では、まずテキストエディタの外に、独立したモーダルとして自社運用の画像生成を公開する予定です。物語の本文の横に画像を表示するエディタ内での画像生成は、エディタの刷新が完全に展開されたあと、時期を改めて公開する計画です。

TabloidA によるモックアップのひとつ。最終版ではありません!
計画としては、Craiyon をはじめとする利用可能なモデルや、いくつかの拡散モデル、そして私たち自身が学習させたモデルを揃える予定です。

Modules V2
モジュールも大きく刷新されます。研究開発チームが、Modules V1 から大幅に改良された新しいアーキテクチャを開発しました。これにより、フルモデルのファインチューニングにかなり近い形で、はるかに多くの情報を学習できるようになります。
Modules V2 は今夏の公開を予定しています。Modules V2 の公開と同時に、Krake のカスタム AI モジュールもリリースされます。
配信で扱ったその他の話題
**開発者ミニインタビュー:
**サービスを支える人たちを知ってもらうため、メンバーごとに短いインタビューを用意することにしました。現時点では全員に記入してもらうのがなかなか難しいのですが、配信では TabloidA、Chris(作成中で、後日改めて更新版を公開します)、Chims のインタビューを紹介できました。

TabloidA のすべて!

Chims の経歴!
足りない情報を集めきって、シリーズとしてまとめて公開できることを願っています。あるいは、今後の Twitch 配信で残りのメンバーを紹介できるかもしれません。いずれ、まとめて別のブログ記事としても再掲する予定です。
Explore(掲示板)のプロフィール画像
Explore のアカウントには、プロフィール画像を用意する予定です。そこで Aini に、プロフィール画像として選べるキャラクターをいろいろ考えてもらいました。

制作中のイメージ例。今後大きく変わる可能性があります(かなり!)
いずれもごく初期の下書きで、実際に採用されるとしても、その前に大きく姿を変える可能性が高いものです。その点をふまえてご覧ください。

男性の選択肢ももっと増えるのでご安心を!
いずれも、同じ神話的な時代と世界観に収まるように考えられていますが、Aini はこの顔ぶれにもう少し動物的な側面を持たせるため、一部に別バージョンを用意することも検討しています。当初は TTS のニンフとドライアドを表す男性5人・女性5人を描くのが目標でしたが、ユーザー数の規模を考えると、もっと幅広い選択肢が必要だとすぐに気づきました。男性の選択肢も今後たくさん追加しますのでご安心ください。今はまず、選択肢を数多く作り、あとから磨き込むことを優先しています。Aini 自身が女の子を描くほうが得意ということもあり、簡単なほうから先に片づけるという進め方をしています。
すでに公開した機能も、これから登場する機能も、楽しんでいただければうれしいです。
2年目もぜひ、フィードバックや要望、ご提案をお寄せください。
ご支援、ありがとうございます。
NovelAI チーム